「数える」「比べる」「順番を知る」など、数の感覚は幼児期から少しずつ育っていきます。
小学校に入ってから算数にスムーズに入れるためにも、遊びの中で自然に数とふれ合うのがおすすめです。
今回は、家庭でできる「数字・数あそび」のアイディアを4つご紹介します。
おもちゃで数を数える

ブロックやミニカーなど、子どもの好きなおもちゃを使って数を数えるのは定番ですが効果的。
「1、2、3…」と一緒に数えることで、数の順番を覚えることができます。
ポイント
・同じ色・形ごとに並べて数えると理解しやすい
・「あと1つで10になるよ」と声をかけて足し算の基礎にも

赤いブロックは何個あるかな?

いーち、にー…!
身近な生活で数を探す

家の中やお出かけ先でも「数あそび」はできます。
「階段を何段のぼる?」「りんごは何個ある?」と、日常生活で数える習慣をつけると自然に数の感覚が身につきます。
ポイント
・買い物で「トマトを3つカゴに入れてみて」とお願いすると実践的
・階段数えは運動と知育を同時にできる

牛乳パックは何本あるかな?

2ほん!
自然に数に親しめるおもちゃを家に用意しておくのもおすすめです。
数字カードやシール遊び

手作りの数字カードや100均のシールを使って遊ぶのもおすすめ。
「数字カードの『3』にシールを3枚貼る」といった活動は、数字と数量を結びつけて理解できます。
ポイント
・カラフルなシールを使うと視覚的に楽しい
・数字カードは厚紙や画用紙で簡単に作れる
・ゲーム感覚で「どっちが早く終わるかな?」と競争しても◎

『5』のカードには何枚シールを貼ろうか?

ごまい!
歌や手遊びで数を楽しむ

「いち、に、さん」と数を数える歌や手遊びは、数字を覚えるきっかけになります。
「いっぽんばしこちょこちょ」「10人のインディアン」などのわらべ歌・童謡は、リズムに合わせて楽しく数を学べます。
ポイント
・歌と一緒に指を折ることで数字のイメージが定着する
・ダンスや動きを入れると体感的に覚えやすい

いーち、にー、さーん♪

(歌いながら指を折る)
まとめ

数あそびは「机に向かって勉強する」必要はなく、日常生活や遊びの中で自然に取り入れられます。
おもちゃ、買い物、歌や工作…どれも幼児が楽しめるものばかり。
大切なのは「正しく数えられたかどうか」ではなく、「楽しく数とふれ合う時間を作ること」。
小さな積み重ねが、算数への自信や興味につながっていきますよ。
力を入れすぎず、楽しみながらやってみてくださいね。