子どもが言葉を覚えるのは、遊びの中でも自然に促すことができます。
毎日の生活の中でちょっとした工夫をするだけで、語彙力や表現力を楽しく伸ばせるんです。
今回は、家で簡単にできる 幼児の言葉を伸ばす遊びアイディア を3つご紹介します。
親子で遊びながら、楽しく言葉を増やしていきましょう!
目次
絵本読み聞かせ+質問タイム
絵本を読みながら「この子は何してるの?」と質問するだけで、子どもは自然と答える練習ができます。
読むだけでなく、会話のやり取りを加えることで語彙力や表現力がぐんと伸びます。

絵本を見ながら質問すると言葉をどんどん出してくれるね

猫がジャンプしてるー!
我が家は「ノンタン」シリーズがお気に入り。
「じどうしゃ、ぶっぶー」など単語の繰り返しで言葉を自然と覚えるきっかけにもお勧めです。
まずは、赤ちゃん版から試してみると良いかもしれません。
おままごとで会話ごっこ

おままごと遊びは、食べ物やおもちゃを使って親子で会話を楽しめる遊びです。
「ごはんできたよ〜」など簡単なフレーズから、やり取りを覚えていきます。

ご飯できたよー!って言うと「いただきます」って返してくれるね

ママ、ジュースちょうだい!
カード遊びで単語ゲーム

色・形・動物のカードを使って単語を言う遊びです。
繰り返し遊ぶことで、子どもは自然に言葉を覚えます。

これは何かな?

これはイヌ!
我が家は、くもんの「ひらがなカード」を使っています。
絵がわかりやすくおすすめです。
リングを通す穴も付いているので、遊んだ後はまとめておけばバラバラになりません。
絵を見て単語がわかるようになってきたら、ひらがなのお勉強に移行でき、長く使えます。
年齢別ポイント
1〜2歳ごろ
この時期はまだ単語が中心なので、音やことばのまねっこ遊びが効果的です。たとえば動物の鳴き声(「ワンワン」「ニャー」)や車の音(「ブーブー」)など、日常でよく耳にする音を親子で一緒に楽しむと、自然に語彙が増えていきます。
3〜4歳ごろ
言葉の数が増えてきたら、少しずつ会話を広げていきましょう。「今日はどこに行ったの?」「何を食べた?」など、答えやすい質問から始めるとスムーズです。子どもが「お外!」と答えたら、「お外で何したの?」とさらに聞いてあげることで、文章で話す力も育ちます。
親の声かけのコツ

子どもが発した言葉をそのまま繰り返すだけでなく、少し広げて返してあげるのが効果的です。
たとえば、子どもが「バナナ!」と言ったら「そうだね、黄色いバナナだね。甘くておいしいよね」と返すことで、形容詞や文章の形に自然と触れられます。
また、言い間違えを強く直すのではなく、正しい言葉を自然に使って返すのがおすすめです。子どもが「さかなさん、ぴーぴー!」と言ったら「そうだね、お魚さんが泳いでるね」と言葉を受け止めて補ってあげるイメージです。
遊びを続けるコツ
無理にやらせない
子どもが遊びに集中していないときや機嫌が悪いときは無理に続けなくても大丈夫です。遊びは「楽しい!」と思えることが一番の学びにつながります。
日常の中で自然に取り入れる
特別な時間を作らなくても、お散歩中に見たものを名前で呼んだり、食事中に色や形を言葉にしたりするだけでも十分効果があります。
親も一緒に楽しむ
「言葉を伸ばさなきゃ」と思うとプレッシャーになりますが、親が楽しんで関わることが子どもにとって一番の刺激になります。親子のやり取りそのものが、最高の言葉のレッスンです。
まとめ
言葉を伸ばすための遊びは、特別な教材や難しい方法でなくても大丈夫。
日常の中で親子が一緒に楽しむ時間こそが、一番の学びになります。
「今日は何を話そうかな?」そんな気持ちで気軽に取り入れてみてくださいね。

